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2025.02.12 活動報告

ある高校生の話をきいて…2月12日(水)セミナー報告

2月12日(水)18時~オンラインセミナーを開催しました
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの今井代表から、体験格差をなくすために必要なことは何か?分析に基づいたお話しを講演いただきました。

実例としてとある高校生のことをお話しくださいました。
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母親と3人の子ども、祖母の5人家族
母親は精神障害で働くことができず‥
子どもが中学2年生の頃から、生活保護を受給し公営住宅で暮らす。
生活保護を受けてからは、車がなく遠出がなくなり…
そんな暮らしのなかで、
「小学生の時はみんな習い事に行ってるけど僕は行けない」
「高校の時は吹奏楽部と陸上部に入部した。でも遠征や試合には参加できず、練習だけ行った」
これを聞いたときに、私の母が「子どもは親のことをよくみているんよ。」と
何度も言われたことを思い出し、心臓が「キュ」と縮こまった感覚になりました

子どもなりに、自分の家庭が裕福なのか困窮しているのか分かるわけで
お母さんが忙しいから参観日のお知らせ渡せないな…
お父さん、大変そうだけど給食袋わたしても大丈夫かなぁ…
そんな大人の事情を理解して、忖度してしまう

そうではなく、子どもらしく
興味があることにキラキラした眼で、探究してほしい
やりたいことに挑戦してほしい
もっともっと沢山できることにワクワクしてほしい

そんな体験を積み重ねることができたら、夢や希望がもてるのではないでしょうか

今井代表は「体験保障」ともおっしゃいました。
「体験格差」をなくすために必要なことは
■体験格差の実態調査を継続的に実施する
■体験の費用を子どもに補助する
■体験と子どもをつなぐ支援を拡げる
■体験で守るべき共通の指針を示す
■体験の場となる公共施設を維持し活用する
以上の5つを提案されました

自治体や支援機関との連携をはかりながら
自発的な行動ができるような仕組みを構築されています。
URLをご覧ください
https://cfc.or.jp/about
ぜひ、BeRebornとともに、ご支援の輪を拡げてください(^^)/ ~Y.U~

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